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60年代生まれは、結構「硬派」である。 かくいう私こと編集長自身が、自らを「硬派」と断定している。 (しかし同時に「軟派」でもあるから、ちょっと始末が悪いが・・・) 前置きはここまで。ここに、硬派「はしもとひでと」氏をご紹介申し上げる。 既に氏が発行のメルマガ「知的生活どっとこむ」でご存知の方も少なくないはず。 ニューヨーク在住のビジネスマンにして2児の父、気鋭の論客である。 この度、「カントリー・オンライン」に連載していただくこととなった。乞うご期待、である。 |
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<第1回> 「38才、立ち止まって、前後左右を見て思う」 |
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大学時代に入っていたサークルのホームページを偶然見つけた。 大学入学から20年の歳月が経過した事実を再認識した。 転職はしていないが、転勤族ということもあり、京都・東京・ロンドンと周り、今はニューヨーク。 年齢を重ねると共に、生まれ育った大阪が恋しくなる。 若い時は、人間と人間の距離の近い関西文化に嫌悪感を抱いていたものだが、不思議なものだ。 確かに年をとったのは事実だが、そうかといって、小学生の息子2人に自分の夢を託すには早すぎる。 まだまだ、自分自身の中心課題は、人生をいかに内容濃くするかだ。 生まれようとして生まれる人間はいない。皆、気がつけば生きている。 しかし、人は人生に何とか前向きな意味を持たせようとする。 一方で、分かったようで分からないのが自分自身であり、また、人という漢字(二つの棒が差さえあって立っている)が示すように、人はひとりでは生きていけない。 さらに、人が、他人および自分との意志疎通のために使う言葉は完成度の低い道具であるという厄介な事実も抱えている。 つまるところ、人は大変足場の弱いティーグラウンドでスイングすることを強いられ、さらには、種保存の法則の実行まで求められているのである。 哲学者や宗教家を目指しているわけではないので、あまり深みにはまるのは止めておこう。 目線を上げて、ぬかるんだティーグラウンドながら、コース・風を読んで攻略のシナリオをつくり、軸足をできるだけぶらさないようなショットをすることを考えたい。 「日本」というコースは近年やや荒れ気味で、「ネット」という風も一筋縄ではない。難しいと思う反面、「自分」を信じて攻略してみたいという思いも強くなる。 海外在住通算8年の間にある程度「日本」を客観的にみる力をつけた。 また、ここ1年間、「自分」自身を商品として、ホームページ・メールマガジン・メーリングリストなどを「ネット」上で運営してきたことも多少の自信につながっている。 縁あって、カントリー・オンラインにコラムを連載させて頂くことになった。私自身にとっては、ネット上の第4の表現ツールである。 ここでは、同世代に語りかける感じで、自らの問題意識を読者と共有・意見交換できたらと考えている。 社会のこと、職業のこと、家庭のこと、人間について、視野を広く持ちながらも、ねらいを定めた所には、ピンポイントで打ち込む感じで書けたらと思う。 よろしく! |
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